シリンジキットとは?妊活情報

シリンジ法は妊娠する?エビデンスを探してみた!

シリンジキットとは?

シリンジ法で妊娠するの??

シリンジ法での妊娠に関するエビデンス(証拠・根拠)を探してみましたのでご紹介します。

一つ目のエビデンスの要約です。引用は以下のURLです。

Indication of intravaginal insemination for infertility treatment in couples with sexual dysfunction - PubMed
The authors can propose the following inclusion IVI criteria for couples with sexual dysfunction: (a) younger husband (3...

論文は英語なので、Googleさんに日本語翻訳してもらいました。

目的: 生殖補助医療(ART)を適用する前に、性機能障害のあるカップルの不妊治療に対する膣内授精(IVI)の有用性を分析すること。

メソッド: 性機能障害を呈した208組のカップルのうち、144組がIVI手術を受けました。妊娠中および非妊娠患者のプロファイルを比較した。

業績: 144人の患者のうち、58人の女性がうまく妊娠しました(妊娠率40.3%)。妊娠中と非妊娠の症例では、夫の年齢と不妊期間は、成功した症例よりも有意に高く(P = 0.0104)およびより長い(P = 0.0027)。.妊娠できなかった夫は精子異常の比率が有意に高かった(P=0.0048)。IVI治療を施行した57例のうち,38例(66.7%)が3回以内に妊娠し,48例(84.2%)が6回以内に妊娠した。

結論: 著者らは、性機能障害のあるカップルに対する次の選択IVI基準を提案することができます:(a)最も重要な可能性のある若い夫(36歳以下)、(b)3年以下の不妊期間、(c)正常な精子状態、および(d)3回(最大6回)のIVI試験。IVIは、性機能障害のあるカップルにとってシンプルで非侵襲的で安価な方法であるように思われるため、ARTの適用前に試すことができます。

カサミ
カサミ

ちょっとわかりにくいので、もうちょっとかみ砕いて説明すると…

性機能障害(男性のEDや、女性の性交痛など)144組のカップルがシリンジ法を試した実験結果です。

成果

女性144人のうち、58人が妊娠に成功しました。

結果
  • 夫の年齢と不妊期間は、成功した症例よりも優位に高く、長くなった。
  • 妊娠できなかったカップルの夫の精子異常の比率が有意に高かった。
  • IVI治療(IVI:intravaginal insemination=シリンジ法)を受けた57組のうち、38例(66.7%)が3回以内に妊娠し、48例(84.2%)が6回以内に妊娠した。
結論

性機能障害のあるカップルに対して、

  • 若い男性パートナー(36歳以下)
  • 3年以内の不妊期間
  • 正常な精液所見
  • 3回(最大6回)のシリンジ法が有効としています。

性機能障害を持つカップルにとって、シリンジ法は、

  • 簡単
  • 非侵襲的(身体が侵略されたり、切り開かれたりしないこと)
  • 安価

な方法なので、ART(体外受精、顕微授精法の総称)を適用する前に検討する価値がありそう。

カサミ
カサミ

なるほどね~

つまりは、大きな問題がないと言われているカップルというのが大前提。

問題がないけど、夫がEDだったり、妻に性交痛があったりしてタイミングが取れないカップルには有効ってことですね。

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