子育て・教育

「自分で考え行動する力」を身につける3ステップとポイント。実践後の息子の変化に驚く。

子育て・教育

新型コロナウイルスにより、今までの生活は大きく変わりました。来年の今、どうなっているか誰も予想ができません。これからも変化は続くでしょう。

学校の学びもGIGAスクール構想により、先生から教わるだけの受け身の授業から、みんなでディスカッションし、発表し合うようなアクティブ・ラーニングが取り入れられています。先行きが不透明で、将来の予測が困難なこれからの時代を生き抜いていくには、より主体的に学び、自律的に物事を捉える力=自分で考え行動する力が必要になってくるのです。

今回は、自分で考え行動する力について、3ステップとポイント、さらに実践している息子の変化をご紹介したいと思います。

「自分で考え行動する力」を身につけるための3ステップとポイント

ステップ1. あらゆることに疑問をもたせる

日常の生活の中で、「○○ってなんでだと思う?」と質問をぶつけます。たとえば、「ペットボトルには色々な形があるけどなんでだと思う?」「野菜ってなんでカラフルなんだと思う?」「なんで目が悪くなるんだろうね?」「なんでロシアとウクライナは戦争しているかわかる?」など日常生活の中で問いかけをたくさんしていきましょう

親から「なぜなぜ」を繰り返すことで子供は今まで無関心だった物事に対して、興味関心が沸いてくるとともに、「どうして○○なんだろう?」とあらゆることに疑問を持ち始めます。世の中にある物事に対して、他人事ではなく、我が事として自律的に物事を考える癖が徐々にできてきます。

ステップ2. 自分なりの答えを考えさせる

様々なことに疑問を持つ癖をつけていくと、きっと子供からの質問は徐々に増えてくるはずです。(もし増えてこなければ1のステップを繰り返しましょう。)

例えば、子供から「ねえ、なんで歯は白いの?」と質問されたとしましょう。あなたは、すぐに答えを出すのではなく、「どうしてだろうね?」「なんでそう思う?」と質問返しをしましょう。自分の頭でしっかり考えさせるのです。これができるようになるのは、小学3年生前後だと思いますが、初めは疑問があるとすぐ周りの人に聞いて、答えを知りたがりますが、親が適度に介入しながら、「自分はどう思うか」という自分なりの考えを持ったうえで、調べる習慣をつけていきましょう。辞書や地図、図鑑などはすぐ手に取れるところに置いておくのがおすすめです。(多くの東大生が幼少期に過ごしたリビングには、辞書、地図、図鑑があったそうです。)

ステップ3. 発表させる

疑問を持ち、自分なりに考え、答えを見つけたら最後に資料にまとめて発表してもらいましょう。資料は以下の項目でまとめると整理できてとても良いです。

  • タイトル(疑問に思うこと)
  • なぜ疑問に思ったのか
  • 自分の考え
  • 調べてみてわかったこと
  • まとめ

資料ができたら、みんなの前で発表してもらいます。人前で意見を述べることは、日本人は大の苦手です。苦手意識を持つ前に、積極的に人の前で自分の意見を発表する機会を作り、発表することへの慣れと、楽しさを感じさせましょう。

また、「人に分かりやすく説明するにはどうしたらいいか?」という他者目線も重要です。発表の後、フィードバックも欠かさずして、次の発表に活かせるようにしましょう。

実践後の息子の変化

我が家の7歳の息子は6歳から実践しています。実践してみて、一番良かったと思うのは、学校でも臆することなく人前で発表できるようになっていたことです。

親としては、息子は少し引っ込み思案な子供だと思っていたのですが、自分の意見をみんなの前でしっかり話せている様子を見て、驚きと、我が子ながら誇らしさがありました。

まとめ

自分で考え行動する力を身に着ける3ステップ
  • あらゆることに疑問をもたせる
  • 自分なりの答えを考えさせる
  • 発表する

「自分で考え、行動する力」は一朝一夕で身につくものではないです。また、本人の性格や、特性も人それぞれですので、うまくいくこともいかないこともあると思います。じっくりじっくり取り組んでみてください。親の関わり方一つで子供は大きく変わっていきます。

我が家にある辞書、地図、図鑑

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